こんにちは。
サッチー先生です。
本日のテーマは「孫子の兵法で投資を例えてみると? その2」です。
前回に引き続き、「孫子の兵法」で投資を例えてみたいと思います。
今回は、あの戦国武将、武田信玄が旗印で用いたとされる「風林火山」です。
今回は、「風林火山」で例えてみます。
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「風林火山」
武田信玄の旗印に記されたとされる
「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」
の句は、『孫子』・軍争篇第七で、軍隊の進退について書いた部分にある文章を、部分的に引用したものであるそうです。
もとは
「故其疾如風、其徐如林、侵掠如火、難知如陰、不動如山、動如雷霆。」
故に其の疾きこと風の如く、
其の徐(しず)かなること林の如く、
侵掠(しんりゃく)すること火の如く、
知りがたきこと陰の如く、
動かざること山の如く、
動くこと雷霆(らいてい)の如し
これは
「そこで、戦争というものは敵をだますことであり、有利になるように動き、分散・集合して変化していくものである。
だから、(軍隊が)移動するときは風のように速くし、
陣容は林のように静かに待機して敵方の近くでも見破られにくくし、
攻撃するのは火のように勢いに乗じて凄まじくし、
どのような動きに出るか判らない雰囲気は陰のようにし、
敵方の奇策、陽動戦術に惑わされず陣形を崩さないのは山のように揺るぎなくし、
攻撃の発端は敵の無策、想定外を突いて雷のようにいきなり敵方を混乱させながら実行されるべきである」と言う意味です。
これは戦争において、自分たちが主導権を握るポイントを説いています。
これを投資として翻訳すると、
まず前提として、多くの個人投資家は、機関投資家よりも絶対的に少ない資金で運用しており、相場を操ることはできません。
なので、相場の流れについていくことが基本的なスタンスとして求められます。
それを踏まえたうえで、
風
成り行き注文で、チャンスが訪れたときは、風のように速く注文し、
林
冷静にトレードするべく、林のように静かに心の平静を保ち、チャンスが来るまで、「待つのも相場」を体現する。
火
チャンスのポイントで、増し玉や連続エントリーするのは火のように勢いに乗じて凄まじくし、
陰
相場が荒れて、どのような動きに出るか判らない雰囲気は陰のようにひっそりとし、
山
ダマシに惑わされず、トレードルールを崩さないのは山のように揺るぎなくし、
雷
周りの情報に流されず、エントリーの発端は、想定外をも考慮して、雷のようにいきなりトレードを実行されるべき、または、すばやく損切りすべきである。
となります。
あくまで、サッチー先生主観の解釈なので、ご了承ください。
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ざっくりまとめると、
取引を進めるとき、注文するときは、とにかく素早く、驚くぐらいのスピードと実行力を見せてエントリーする。
作戦を練ったり、準備をしているときは、じっくりと待って待って、相場の動きを見ながら、じっと機会をうかがう。
相場が思わぬ動きを見せたとき、想定外はすぐに損切りしろ。といった感じです。
※注意:100%勝てる方法はないので、心意気や意気込みとして受け取ってください。
勝てるトレーダーが1割しかいないことを考えると、周りの情報に左右されず、ひたすら自分のトレードルールを守って、冷静にトレードすることが求められます。
ご参考になれば幸いです。
本日は以上です。
有難うございました。
次回のブログで、またお会いしましょう。