一流の仕事を成す P.F.ドラッカー 経営に必要な基本スキル その2

こんにちは。

サッチー先生です。

本日のテーマは「P.F.ドラッカー 経営に必要な基本スキル その2」です。

マネジメントについての前回の続きになります。

前回の記事は→→こちら←←

 

前回の復習として、経営者や管理職に必要なスキルとして、ドラッカーは、

  1. 意思決定を的確に下せること

  2. 上司としてのコミュニケーション力をもつこと

  3. チェック体制を構築できること

  4. 経営学の素養があること

の以上の4つを重要視しています、とご紹介しました。

 


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今回は、3と4についてご覧いただきます。

 

管理のための測定を行うとき、測定される対象も測定する者も変化する。・・・したがって管理に関わる根本の問題は、いかに管理するかではなく何を測定するかにある

「マネジメント エッセンシャル版」より

 

「3.チェック体制を構築できること」について

経営では、
会社の業績や成果を管理するために様々なチェックの手段を使っています。
それは、意思決定とコミュニケーションによって動き出した仕事が、期待していた内容をどの程度満たしたのかを検証しながら、修正していく作業とも言えます。
(PDCAサイクルで言えば、Cのチェックの部分。PDCAサイクルについては→→こちら←←
つまり、仕事のチェックとは、
過去の事実の検証から学び、未来をかじ取りできるようにする営みなのです。
仕事をチェックする際に最も重要なのは、「何をよしとするのか?」を明確に決めておくことです。
仕事のチェックとは、部下たちから見れば、会社が何を重要視しているかを示すメッセージになるからです。
この点、成果に結びつかない事柄を熱心にチェックしている企業は実に多いです。
チェックする対象をいますぐ検証して、決め直しましょう!
さらに、「どのようにチェックするか?」という視点もほしいです。
その方法は、効率的で、シンプルであることが望ましいです。

「4.経営学の素養があること」について

経営や管理を行う者は、
経営科学についても知っておく必要があるともドラッカーは述べています。
いまでいう経営学です。
叩き上げの社長などで「経営学なんぞ役に立つか」という人も多いですが、
それは経営学に「正解」を求めているせいです。
経営学はあくまで一般論です。
自分の現実に即して補正しながら活用できれば、絶大な成果をもたらす生産的なツールにもなりうります。
経営学を生産的に活用するには、
次のような流れで試行することが重要となります。
  1. 仮説を検証する(Pプラン→Dドゥ→Cチェック)
  2. 問題の所在と正体を明確にする(Cチェック)
  3. 複数の代替案、選択肢を考える(Aアクションまたはアクト→P次のプラン)
  4. 目の前の問題解決のためのベターな案を採用する(次のPDCA)
抽象的に考えずに、
あくまで具体的に問題と向き合う、というスタンスがとても重要です。
まとめです。

「1.意思決定を的確に下せること」について
マネジメントで最も重要な仕事は、意思決定で、
「組織に生じた問題をどのように解決するのか決めること」を意味している。
「決めるとはどういうことか?どんな過程で行われるべきなのか?」という問いを見落とさない。
問題そのものについて注意を払うこと。問題の捉え方次第で、解決策は違ってくる。正しい問題設定を経て、意思決定のプロセスは動き出す。
「2.上司としてのコミュニケーション力をもつこと」について
コミュニケーションとは、単なる情報伝達ではなく、「こちらの期待通りに人に動いてもらうための手段」
人間(受け手)は自分が期待することしか聞かないという性質がある。
会社は、現実を理解したうえで、受け手の社員・部下にコミュニケーションの受け皿である自己目標を作っての相互に管理する。
「会社はあなたにどんな貢献を望んでいるのか?」
を経営管理者である上司が部下に示し、理解を共有して初めてコミュニケーションは動き出す。
「3.チェック体制を構築できること」について
意思決定とコミュニケーションによって動き出した仕事が、期待していた内容をどの程度満たしたのかを検証しながら、修正していく。
仕事のチェックとは、過去の事実の検証から学び、未来をかじ取りできるようにする営み。仕事をチェックする際に最も重要なのは、「何をよしとするのか?」を明確に決めておくこと。
仕事のチェックとは、部下たちから見れば、会社が何を重要視しているかを示すメッセージになる。チェックする対象をいますぐ検証して、決め直す。
さらに、「どのようにチェックするか?」という視点も必要で、チェック方法は、効率的で、シンプルであることが望ましい。
「4.経営学の素養があること」について
経営学はあくまで一般論。
自分の現実に即して補正しながら活用し、絶大な成果をもたらす生産的なツールに変えていく。
経営学を生産的に活用ために、次のような流れで試行することが重要。
  1. 仮説を検証する
  2. 問題の所在と正体を明確にする
  3. 複数の代替案、選択肢を考える
  4. 目の前の問題解決のためのベターな案を採用する
抽象的にでなく、具体的に問題と向き合う、スタンスがとても重要。

以上です。

良かったら役立ててみてください。

有難うございました。

次回のブログで、またお会いしましょう。

 

参考文献:別冊宝島1710号 まんがと図解でわかるドラッカー


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一流の仕事を成す P.F.ドラッカー 経営に必要な基本スキル その1

こんにちは。

サッチー先生です。

本日のテーマは「P.F.ドラッカー 経営に必要な基本スキル その1」です。

今回は、またマネジメントの方に話を戻して内容をお送りいたします。

 

経営者や管理職に必要なスキルとして、ドラッカーは、

  1. 意思決定を的確に下せること

  2. 上司としてのコミュニケーション力をもつこと

  3. チェック体制を構築できること

  4. 経営学の素養があること

の以上の4つを重要視しています。

 


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今回は、1と2についてご覧いただきます。

 

常に「意思決定は必要か」を検討しなければならない。何もしないことを決定することも、一つの決定である。

「マネジメント エッセンシャル版」より

 

「1.意思決定を的確に下せること」について

マネジメントで最も重要な仕事は、意思決定です。
ドラッカーはこれを”effective decisions”(有効な決定)と表現しています。
単に、意思決定=「決めること」ではないのです。
それは、「組織に生じた問題をどのように解決するのか決めること」を意味しています。
「問題」には売り上げの下降、コスト比率の上昇、人材の不足、在庫の不足、納期の遅れなどいろいろありますが、これらをどう乗り越えるのかを決めることが経営者の仕事なのです。
ただし、意思決定をするときは、多くの人が見落としていることがあります。

 

それは、「決めるとはどういうことか?どんな過程で行われるべきなのか?」という問いです。
そこで重要になるのは、問題そのものについて注意を払うことです。

 

 

問題の捉え方次第で、解決策は違ってきます。

 

問題設定を誤った状態では、どのような解決策でも成果はあがりません。
それどころか、損失になってしまいます。
正しい問題設定を経て初めて、意思決定のプロセスは動き出すのです。

「2.上司としてのコミュニケーション力をもつこと」について

続いて、コミュニケーションについても、十分に理解されていないとドラッカーは考えているようです。

コミュニケーションとは、単なる情報伝達ではなく、「こちらの期待通りに人に動いてもらうための手段」なのです。

人間は自分が期待することしか聞かないという性質があります。
受け手も人間なので、その現実を理解したうえで伝えなければなりません。
会社はそのために、受け手(社員)にコミュニケーションの受け皿を作ってやる必要があります。
それが、自己目標の管理です。
「会社はあなたにどんな貢献を望んでいるのか?」
を経営管理者である上司が部下に示し、理解を共有して初めてコミュニケーションは動き出すのです。

 

 

本日はここまでです。

有難うございました。

次回のブログで、またお会いしましょう。

 

参考文献:別冊宝島1710号 まんがと図解でわかるドラッカー


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