一流の仕事を成す P.コトラー マーケティングの「4P」「4C」とは?

こんにちは。ヤマサッチーです。

本日のテーマなんですが、

マーケティングの考え方で、「4P」と「4C」というものがあります。
今回は、この「4P」と「4C」についてご紹介します。

今回のブログを動画にしました。ご覧ください。↓↓

各企業は市場全体を分割し、最適なセグメントを選択し、そのセグメントに対して競合他社よりも有利に対応することができる戦略を設計しなければならない。

「マーケティング原理 第9版 第2章 戦略計画とマーケティング・プロセス」より

 多様な価値観があふれる、いまの世の中で、
消費者全員と同じようにつながるのは困難です。
であるならば、

市場をグループに分け、どこで勝負をしていくかを明確にしたほうが賢い選択です。

そうすれば、
小さな市場でも、小さな事業でも、確実に業績を上げられます。
これは、ポジショニングという考え方です。
例えば、
古奈家という、
東京の巣鴨から始まり、首都圏を中心に展開するカレーうどんの行列店があります。(→古奈屋 HP
カレーうどんという小さな市場ですが、
大勢の人が「今日は古奈屋にしよう。」と思うからこそ、行列ができています。
消費者に「古奈屋のカレーうどん」がしっかりと位置付けられているのです。
もちろんですが、
市場を見つければ、どの会社でも売り上げが伸びるかというと、そうではありません。
かつて、
マーケティングの世界では「4P」という考え方が主流でした。

  1. 製品(商品):Product 何を売るか?
  2. 価格:Price いくらで売るか?
  3. プロモーション:Promotion どのように告知するか?
  4. 流通:Place どのように届けるか?

以上の4つで、顧客の支持を得ようとする姿勢です。
ですが、
いまの時代に成功しているのは、
この「4P」から「4C」への転換ができた会社です。
「4C」とは、

  1. 顧客ソリューション:Customer solution 何が求められているか?
  2. 顧客コスト:Customer cost どの程度のコストに理解を得るのか?
  3. 利便性:Convenience どんな便利さを提供するのか?
  4. コミュニケーション:Communication どんなコミュニケーションをするのか?

の4つのことです。
つまり、

商品中心・売り手中心から、顧客中心の考え方への転換です。

アップル社のスティーブ・ジョブズはこのような顧客主義で成功しました。
ジョブズは自分が欲しいものを徹底的に追求し、使いやすさ、エレガントさにこだわり抜きました。
自信をもって「最高だ」とおすすめできるものだけを提供するという、
究極の顧客志向です。
妥協を許さないジョブズは、
ときに開発者を「まぬけ(bozo)」と呼ぶことがあったといいます。
ジョブズの言う「まぬけ」とは、
顧客にとって最善でないことを強要しようとする人のことでした。

「商品をどう売るか?」ではなく、「顧客にどう応えるか?」という、顧客視点で考える「4C」という発想を身につけ、

自分が欲しいと思う商品を追求しよう!


以上です。

有難うございました。

次のブログも読んでくださいね。


参考文献:別冊宝島1841号 まんがと図解でわかる マーケティングの神様 コトラーの思いやり仕事術