できる店長になろう! あなたのお店を知ること!

こんにちは。

サッチー先生です。

本日のテーマは「できる店長になろう! あなたのお店を知ること!」です。

前回、孫氏の兵法の引用から、
「お客様と、自分のお店の両方を知っておけば負けることは無い。」
ということをご紹介しました。
今回は、「あなたのお店を知ること!」についてです。

 

 

自分のお店を知るために、
前提として、お店というものを定義してみましょう。
ドラッカーの言葉を借りるなら、お店=事業の定義です。
ドラッカーは、事業の定義の要素として、次の三つの要素を上げています。

事業の定義は三つの要素からなる。

第一は、組織を取り巻く環境である。すなわち、社会の構造、市場と顧客、そして技術の動向についての前提である。

第二は、組織の使命すなわち目的である。

第三は、使命を達成するために必要な強みについての前提である。

ピーター・F・ドラッカー「チェンジ・リーダーの条件」より

といったように、
ドラッカーは、「環境・使命・強み」の三つの要素が事業の定義に必要不可欠なことだということを示しています。
これを、お店の定義として翻訳すると、
「環境・使命・強み」の三つの要素がお店の定義に必要不可欠なこととなります。

 


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最終的には、

店長として、これらの「環境・使命・強み」の三つの要素を踏まえたうえで、「どんなお店を作っていくのか?」を決めていくことにつながっていきます。

 

 

では、あなたのお店の「環境」はどうでしょうか?
あなたのお店の「使命」はなんでしょうか?
あなたのお店の「強み」はなんでしょうか?
それぞれ、調べてみましょう。

 


お店を取り巻く環境は?

あなたのお店を取り巻く環境を知るということは、
一つには、お店の商圏内の市場の特徴を知ることです。
前回紹介した、お店に来ていただいているお客様から直接アンケートを取ることでも、商圏内の市場の特徴の一端を知ることはできますが、
まだ来店されていないお客様のことまで知るためには、
国勢調査の結果などを用いて、
あなたのお店の周りに住むお客様の、
人口、世帯数、何人くらいの家族構成か?や、年齢層などを知ることが必要となってきます。
さらに所得や就業の割合から、
どんなものが必要とされるか?お客様に必要な商品はなにか?購入で消費する金額はどのくらいか?購入頻度は年齢別や男女別で比較するとどうか?
どんな職業の人が、お店を利用してくれるのか?または、お店を利用してもらうにはどうしたらいいのか?
などを知ることが出来るようになります。
そして、競合となるお店の環境を知ることも可能です。
競合の立地は?駐車場や駐輪場は?営業時間は?
お店の構造は?どんな商品をどのくらいの割合で陳列・展開してPRしているのか?
競合で販売している商品の価格帯はどのくらいか?競合店にあって、自店にないものは何か?
スタッフは何人いるのか?接客レベルはどのくらいか?
などなど、
ここまでは、お店の外部の環境です。
さらに、調査を深めるためには、
あなたのお店の内部環境を知ることも必要です。
自店の店舗の立地、駐車場台数、営業時間は?
お店の構造は?どんな商品をどのくらいの割合で陳列・展開してPRしているのか?
販売している商品の価格帯はどのくらいか?競合店にあって、自店にないものは何か?
また、スタッフは何人いるのか?接客レベルはどのくらいか?
を知ることが必要となります。

 

それをもとに、競合店と比較したりして、自店の特徴を見出していきます。

 


お店の使命とは?

使命は目的とも言い換えられます。
あなたのお店の目的はなんでしょうか?
普通に考えると、
どういう商品・サービスを、どういう考え方でお客様に提供していくのか?
ということになります。

 

以前ご紹介した、ユニクロの店長十戒のような、経営理念の実現が目的になります。

例でいえば、

・店長はお客様の満足実現のため、的確な商品と隙のない売場づくりに命を懸けろ。

・店長はサービス精神を発揮し、目の前のお客様のために全力を尽くせ。

・店長は本当に良い服を良い店で販売し、高い収益をあげ社会に貢献しろ。

以上のようなことを実現することを目的とすることが、お店の使命といえます。

 


お店の強みとは?

すでに、営業をしているお店であれば、
お客様のアンケートや、競合店と自店との比較から、
自店の強みを見出すことが出来ます。

 

あのお店よりここがいい。
これがこのお店にしか売ってない。
必要なものが揃っている。
来やすい。
価格がお手頃。
などなど、
すでに上げた、お店の使命とも連動しますが、
現時点で、こういう商品・サービスを、こういった考え方でお客様に提供しているのが、自店の強みである。
であるから、お客様に、強みとして、さらにアピールすることが出来るし、
自店の独自性や特徴として、さらなる発展をすることが出来るといえます。

まとめ

それではまとめです。
自分のお店を知るために、

あなたのお店の「環境」はどうか?

あなたのお店の「使命」はなにか?

あなたのお店の「強み」はなにか?

をそれぞれ調べることが必要でした。

ご来店いただいているお客様にアンケートをとって、お客様の生の声をうかがって、環境・使命・強みをそれぞれ把握して、

これからの店舗経営につなげてみてください。

ご参考になれば幸いです。

 

本日は以上です。

有難うございました。

次回のブログで、またお会いしましょう。

 


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