一流の仕事を成す P.F.ドラッカー 仕事と労働の違いを意識し人を動かす!

こんにちは。

サッチー先生です。

本日のテーマは「P.F.ドラッカー 仕事と労働の違いを意識し人を動かす!」です。

ちょっと耳が痛い話ですが、ドラッカーは、経営者や管理職は、生産的な仕事を通じて、働く人たちに成果をあげさせなくてはならない。と述べています。
言い方を変えるなら、生産性とやりがいの両立です。
それには「仕事」と「労働」の違いを知る必要があります。

 

働く者が満足しても、仕事が生産的に行わなければ失敗である。逆に仕事が生産的に行われても、人が生き生きと働かなければ失敗である。

「マネジメント エッセンシャル版」

 

ドラッカーは「仕事」と「労働」を分けてとらえています。
まず、仕事とは、人が働くことで生まれた結果(アウトプット)のことです。

人の働きが同じでも、しくみが異なれば仕事の生産性は変わります。

したがって、成果を伸ばしたいという際、仕事の改善という側面からアプローチするなら、論理的、分析的に工程を見直し、効率化することが重要になります。

一方、働くこと(労働)とは、人の活動そのものです。

 

上手に導いていくには、次のような特性を熟知しなければなりません。

①働くスピード、リズム、持続力は人によって異なります。そのため、同じ仕事(結果)をめざす労働でも、人によりやり方が多様になります。
②人は働くことで何かを成し遂げようとします。つまり、労働とは、自己実現の手段であるといえます。
③働くことでその人の社会的における役割や位置づけを決めます。労働は、社会との絆をつくります。
④労働は生計を支えると同時に社会の経済活動の基盤となります。
⑤組織で労働を行う場合、必ず上下関係、権力関係が生まれます。
部下や社員の意欲を引き出すには、このような労働の本質を知ることが重要です。

 

仕事とはアウトプット(結果)労働とはインプット(過程)であるとも考えられます。
ちなみに、ドラッカーは、両者をwork(仕事)working(労働)で使い分けています。

仕事は生産的に行われたほうがいいし、人はいきいきと意欲的に働けたほうが幸せです。

しかし、2つの両立は案外難しいです。

生産的だが人間的ではない職場や、みんな元気に働いているが生産性は低い職場。どちらもそう珍しくはありません。

「仕事」と「労働」の両立こそが、事業の生産性を高める経営のポイントです。

 

働く者のやる気を引き出し
生産性の高い仕事をさせることが
経営者や管理職の課題です!

 

 

日本のGDPが案外低い原因がこれによって分かってくるかもしれません。

違いを知り、よく考えてマネジメントしましょう。

 

 

本日は以上です。

有難うございました。

次回のブログで、またお会いしましょう。

 

参考文献:別冊宝島1710号 まんがと図解でわかるドラッカー

 

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