一流の仕事を成す P.F.ドラッカー カギはマーケティングとイノベーション!

こんにちは。

サッチー先生です。

本日のテーマは「P.F.ドラッカー カギはマーケティングとイノベーション!」です。

前回の、顧客の創造に必要な要素として、ドラッカーはマーケティングとイノベーションの2つが必要だと述べています。

 

企業の目的は、顧客の創造である。したがって、企業は二つの、そして二つだけの基本的な機能を持つ。それがマーケティングとイノベーションである。

「マネジメント エッセンシャル版」

 

かつてモノが足りなかった時代には、マーケティングとは、工場が生産したものを「販売すること」にすぎませんでした。販売とは、まず商品があり、それが売れる市場を探すという発想です。

これに対して、真のマーケティングは、「顧客は何が買いたいのか?」を問うことからスタートします。

まず、顧客の現状や価値観を理解したうえで潜在的なニーズを見極めます。そして、そのニーズにぴったりな商品を提供することで、買いたいと思わせて、自然と売れるようにするのです。

マーケティングの理想は、販売(売り込み)を不要にする(無くす)ことにあります。

 

マーケティングによって、すでにあるニーズを満足させるだけでは、やがて飽きられ時代遅れになります。そこで、必要なのが「イノベーション」です。

イノベーションとは、新しい価値を創造することで顧客を作り出す活動のことです。

その結果として、よりよい商品、より多くの便利さ、より大きな満足が顧客にもたらされます。

一般的に、イノベーションは技術面の革新による新たな価値の創造ととらえられがちですが、それだけではありません。例えば、既存商品の新しい用途を見つけることもイノベーションです。

(ダブルクリップの活用法は大変参考になります↓↓)

 

ただし、マーケティングとイノベーションを行っても生産性が悪ければ、利益が出せず会社は存続できません。そこで生産性の向上が必要になります。

つまり、最小の資源で大きな成果をあげる工夫が必要です。そのためには、ヒト、モノ、カネ、という資源を有効に活用しなければなりません。

それと同時に、知識や時間、生産手段や生産の仕組みなど、成果に結びつく様々な要素をあやつる必要があります。

 

結論として、
「顧客の創造」に必要なのは、生産性の向上をともなった、マーケティングとイノベーションの2つが必要なのです。

 

本日は以上です。

有難うございました。

次回のブログで、またお会いしましょう。

 

参考文献:別冊宝島1710号 まんがと図解でわかるドラッカー

 

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健康を意識する 風邪について。

こんにちは。

サッチー先生です。

本日のテーマは「風邪について。」です。

実は、昨晩急に体が寒くなってコタツに入ってひとり震えていたのですが、翌朝起きてみたら、どうやら風邪を引いてしまったようでした。発熱が若干あり、喉に違和感があって少し咳と痰が出ます。
ということで、今回は、風邪についておおくりいたします。

 

風邪は、医学的にはかぜ症候群と言われており、単一の疾患ではなく、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、喉の痛み、咳、痰などの呼吸器症状と、発熱、頭痛、関節痛、全身倦怠感などの全身症状が、さまざまに組み合わさって現れる病気です。

主にウイルスが鼻や喉などに感染して起こるさまざまな症状の総称で、通常は数日~1週間程度で自然に治ってしまいます。

原因のほとんどはウイルスの感染によるものですが、その他に、細菌の感染や、まれに冷気や乾燥、アレルギーのような非感染性の要因による場合もあります。原因となるウイルスは、200種類を超えると言われています。そのため、季節や時期などによって原因となるウイルスの種類は異なりますが、いずれも上気道の粘膜から感染し、それらの部位に急性の炎症を引き起こします。

 

風邪とよく似た症状が出る病気に注意しましょう。

例えば、ぜんそく、アレルギー性鼻炎、リウマチ熱、関節リウマチ、肺炎、肺結核、髄膜炎、急性肝炎、尿路感染症などがあります。

急激な発熱や、症状が4日以上続いたり、悪化する場合は風邪ではない可能性が高いので注意が必要です。

俗に、「お腹にくるかぜ」は、消化器にウイルスが感染したことによる、ウイルス性胃腸炎ですので、風邪とは違います。発熱、頭痛に嘔吐や下痢の症状が現れます。

 

風邪とインフルエンザの違いは?

インフルエンザ(流行性感冒)はインフルエンザウイルスによる感染症のことで、感染力が強く、重症になりやすいため、注意が必要です。風邪とは区別して対応しましょう。

風邪の治療について

風邪は体の免疫の力によって、ウイルスが排除されて、自然に治ります。基本は安静にすること、休養をとること、栄養・水分を十分に摂ることです。

かぜ薬の働きは症状をやわらげ、体力の消耗などを防ぐことです(対症療法)。ウイルスに対しては作用しません。

かぜ薬は総合感冒薬とも呼ばれ、解熱鎮痛成分、鎮咳去痰成分、鼻水を抑える成分などを幅広く配合しています。

症状が特定なものの時は、かぜ薬以外で対応できます。
熱のみなら⇒解熱鎮痛薬、咳のみなら⇒鎮咳去痰薬。鼻水のみなら⇒鼻炎用内服液などです。
症状抑えるものとして不要な成分が配合されているお薬を選ぶと、無意味に副作用のリスクを負うこととなるので注意してください。

参考サイト(ウィキペディア:風邪

ココカラファインさんの参考動画↓↓

https://youtu.be/myeYXs2cwyc

ご参考になれば幸いです。

 

最近、食生活や生活リズムが乱れがちなので、しっかりと栄養を摂って休養をとることにします。あなたも健康管理を意識してお過ごしください。

 

本日は以上です。

有難うございました。

次回のブログでまたお会いしましょう。

 

参考文献:登録販売者試験 受験対策共通テキスト(下巻)

 

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一流の仕事を成す P.F.ドラッカー 顧客を創造する!

こんにちは。

サッチー先生です。

本日のテーマは「P.F.ドラッカー 顧客を創造する!」です。

 

ドラッカーの有名な言葉の一つなので、あなたも聞いたことがあるかと思いますが、

 

企業の目的の定義は一つしかない。それは、顧客を創造することである。

「マネジメント エッセンシャル版」

とドラッカーは述べています。

 

成果のあがる経営を考えるには、「会社とは何か?」を考えてみる必要があります。簡単なようで難しいこの問題を今回は考えてみましょう。

 

一般的に、「会社とは何か?」と聞かれた場合、「利益を得るための組織」であると答えるのが普通です。

しかし、ドラッカーはこの答えは、間違っているだけでなく的外れだと述べています。

そもそも会社とは、社会を構成する組織の一種で、社会や個人から必要とされるので存在し続けています。つまり、組織は自分自身のために存在するのではなく、社会や個人のニーズに応えるために存在すると言えるのです。決して、営利(金儲け)が目的ではないのです。

今でこそ多くの会社が、お客様のために、社会のためにと、顧客や社会への貢献を企業活動の目的として掲げています。

しかし未だに、不当に高額な商品を高齢者に売りつけたり、原材料や産地、製造日を偽ったりと、利益の追求だけを目的とした悪しきビジネスはなくなってはいません。そういった会社が社会的、あるいは法的な制裁を受けているのは、利益が会社のすべてではないからです。

利益が優先だと「われわれの事業は何か?」が見えてきません。

ただし、利益がいらないというわけではありません。もちろん、会社にとっては非常に重要で、利益がなければ、会社は活動ができません。

 

当然ながら、いくら優れた商品・製品・サービスがあっても、消費者が買ってくれなければビジネスは成立しません。

では、自社の商品を買ってくれる顧客をもち続けるにはいったいどうしたらよいのでしょうか?

ドラッカーは、すでにあるニーズを満足させるための商品、あるいはニーズそのものを生み出すような商品を提供することで、顧客に満足を与え続けることだ。と述べています。(iPadが欲しいと人々が思うようになったのは、発売されてからです。)
これが、「顧客の創造」です。
社会を構成する一組織である会社は、社会や個人のニーズを満たすために存在しています。社会や個人のニーズを満たし続ける=顧客を創造することが、会社の最も重要な存在意義なのです。

今一度、立ち止まって、自身の会社や経営に置き換えて考えてみましょう。

 

本日は以上です。

有難うございました。

次回のブログで、またお会いしましょう。


参考文献:別冊宝島1710号 まんがと図解でわかるドラッカー

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健康を意識する 薬の働くしくみについて。

こんにちは。

サッチー先生です。

本日のテーマは「薬の働くしくみについて。」です。

あなたは、飲んだ薬がどんな風に吸収されて、薬の効果を発揮するかご存知ですか?

今回は、私の本業に深く関わるところから、意外に知られていない薬の働く仕組みについてご紹介します。

 

まずは、飲んだ薬はどうなるか?です。
・最初に腸で吸収

口から飲んだ薬は、食道を通って胃に入り、胃から腸へ移動している間に溶かされます。そして、主に十二指腸から小腸の間で多く吸収されます。複数の薬を一緒に飲むと、一緒に移動しながら薬同士で、あるいは薬と食物などが作用し合って、相互作用を起こすことになります。

・次に肝臓で解毒(代謝)

腸で吸収された薬は、静脈に入り、まず門脈という腸から肝臓に血液を送る血管を通って肝臓まで運ばれます。肝臓は外から入ってきた異物、つまり、自分の体にとって不必要なものを解毒する働きがあります。薬も異物の一種ですから、この働きを受けて解毒され、作用を無くすものが出てきます。解毒は、薬物代謝とも呼ばれます。代謝には薬物代謝酵素(主にチトクローム)が働き、代謝酵素の働きが強かったり、弱かったりすると薬の作用が弱くなったり、強くなったりします。

・血液から全身に

肝臓に入った薬は代謝されますが、一回で全部を代謝することはできません。初めて肝臓を通った(初回通過効果)あとも、血液の循環に従って何度も肝臓を通り、そのたびに代謝されながら、徐々に薬の成分をなくしていきます。また、肝臓以外の臓器でもいくぶんか代謝が行われて、体全体で薬の作用を消していますが、特に肝臓は、この働きを専門とする臓器となっています。

初めて肝臓を通った薬は、代謝されたものも、されなかったものも全部、血液の流れに従って心臓に行き、心臓のポンプの働きで体のさまざまな部位に運ばれます。体の循環へ入った薬は、一気にすべて作用するとは限りません。血液中のたんぱく質(主にアルブミン)と結合するものと、しないものに別れ、血液中で結合しているものは、薬としての働きを停止し、結合していないものがフリー体と呼ばれて、作用部位に作用して薬効を現します。

・排泄

薬は血液とともに循環している間、作用点に作用する一方、大便や唾液や汗、あるいは腎臓から排泄されて体外へ出ていきます。この中で排泄の主役は腎臓が担っています。腎臓は1日190リットルもの血液を濾過してキレイにし、99.2%は体に再吸収されますが、このとき、薬の一部もまた再吸収され、再び肝臓や心臓をめぐって排泄されたり、再度また吸収されたりします。一度飲んだ薬はこうして何度も循環を繰り返しながら徐々に排泄されて、姿を消していきます。


 

続いて、薬の作用の仕方についてです。
薬の作用のしかたには、全身作用局所作用があります。

全身作用とは、体の中に吸収された有効成分が、循環血液中に移行して、全身をめぐって作用を現すことです。

局所作用とは、薬を使ったところが、局所的に作用するところとなることで、作用の発現は比較的に速やかです。(目薬や点鼻薬、湿布薬などが局所作用を示す薬です。)

違いは、循環血液中に移行するかしないかです。

内服薬は全身作用、外用薬は局所作用が多いです。

ただし、例外もあります。副作用も、全身作用によるもの、局所作用によるものがあります。

薬が作用する部位に到着するためには、吸収されることが必要です。
消化管吸収① 錠剤、カプセル剤などは吸収の前に崩壊です。有効成分が溶け出します。

多くの錠剤、カプセル剤などの固形剤は、胃で崩壊し、溶け出します。溶け出し方に工夫がなされているものもあります。(腸溶性製剤:腸で溶ける薬)

消化管吸収② 内服薬は、吸収されて全身作用を現します。
消化管吸収③ 吸収の場は主に小腸です。積極的に吸収されないのが一般的です。
消化管粘膜以外の吸収部位は直腸粘膜、口腔粘膜、鼻腔粘膜、目の粘膜、咽頭粘膜などです。

粘膜の下の静脈に有効成分が吸収されて循環血液中に入り、全身にめぐり、全身作用を現す。

皮膚に使用する薬は作用部位まで浸透して作用し、循環血液中に入る量は比較的少ないです。

皮膚から全身への吸収は、肝臓を通らずに、いきなり循環血液中に入ります。吸収量は少ないですが、使用量、使用面積などによって全身性の副作用が現れる可能性があります。

代謝とは、体内で物質が化学的に変化することです。
薬の代謝は、主に肝臓の細胞内の酵素でされます。
薬の排泄は主に腎臓から尿中へ行きます。
乳汁も薬の排泄経路のひとつです。

乳汁中に移行する薬は、代謝を受けていないものが多いので、薬を飲む際は、乳児への影響に注意します。

血液に乗った薬は、目的とする部位の受容体に結合して作用を現します。
薬が作用を現すためには、一定量以上の量が必要です。

器官や組織の薬の量を調べるのは大変なので、血液中の濃度(血中濃度)が目安とされます。最小有効濃度を超えたとき、薬の作用が現れます。

用法、用量を守ってください。守らないと薬の有効性より毒性が強く現れる場合があります。

薬を使用する人の年齢、身体の状態、使用部位などに応じて適切な剤形を選ぶことが大切です。

参考動画がありましたので、ご覧ください。↓↓

https://youtu.be/B_c7PSu5zoA

 

医薬品は、用法・用量を守って正しくご使用ください。

本日は以上です。

有難うございました。

次回のブログでまたお会いしましょう。

 

 

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健康を意識する 花粉症について。

こんにちは。

サッチー先生です。

本日のテーマは「花粉症について。」です。

スギ花粉のシーズン到来ですね。私はまだ花粉症ではないのですが、年々花粉症になる人が増えていますので、いつ自分の身に降りかかるかと思うと、不安と恐怖を感じています。

販売の方でも、花粉症関連商品が日に日に沢山売れてきています。お薬の方では、テレビCMもやっているアレグラがうちのお店では一番売れています。

今回は、「花粉症について。」をテーマにお送りいたします。

 

ウィキペディアに詳しくまとめてありましたので、下にご紹介いたします。手抜きで申し訳ございません。

以下、ウィキペディアより一部引用致します。

花粉症(かふんしょう、英: hay fever、pollen allergy、pollen disease、医: pollinosis または pollenosis)とはI型アレルギー(いちがたアレルギー)に分類される疾患の一つ植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの一連の症状が特徴的な症候群のことである。枯草熱(こそうねつ)とも言われる。日本においては北海道の大半と沖縄を除いてスギ花粉が抗原となる場合が多い。

花粉症の症状

一般的症状(一次症状)
主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみとされ、一般に花粉症の4大症状と呼ばれる。耳鼻科領域においては、目のかゆみを除外したものを3大症状と呼んでいる

くしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどはアレルギー性鼻炎(鼻アレルギー)の症状であり、花粉の飛散期に一致して症状がおこるため、季節性アレルギー性鼻炎(対:通年性アレルギー性鼻炎)に分類され、その代表的なものとなっている。目のかゆみや流涙などはアレルギー性結膜炎の症状であり、鼻炎同様に季節性アレルギー性結膜炎に分類される。広義には花粉によるアレルギー症状全てを指すこともあるが、一般的には上記のように鼻および目症状を主訴とするものを指す。また、狭義には鼻症状のみを指し、目症状は結膜花粉症(または花粉性結膜炎)、皮膚症状は花粉症皮膚炎または花粉皮膚炎、喘息の症状は花粉喘息、喉の不快感などの症状はアレルギー性咽喉頭炎などと別に呼ぶことがある

二次症状
鼻詰まりによって匂いが分からなくなることがある。それにより口呼吸をするため喉が障害されることも多い。
後鼻漏と呼ばれる喉に流れる鼻汁により喉がイガイガしたり、咳や痰が出る場合もある。
頻度は低いが喘息に似た症状が出ることもあり、すでに喘息患者である場合はその発作が起きることもある。
目の異物感や流涙、目やにが出現する。不適切にコンタクトレンズを使用している場合、巨大乳頭結膜炎などにもなり得る。
耳の奥の痒みが出現する。小児の場合、痒みなどから鼻をいじることが多く、鼻血の原因になることも少なからずある。
副鼻腔炎などが合併することがある。これは風邪と同様に鼻汁が粘度の高いものになり、眉間や目の下など、顔の奥の部分に重い痛みなどを感じることが特徴であるが、そうした症状を感じないこともある。後鼻漏もおきやすい。後鼻漏による鼻水が気道に入ると気管支炎の原因ともなり得る。特に副鼻腔炎は小児に多いといわれる。
頭痛や頭重感、微熱やだるさなどの全身症状を呈する場合もある。ニセアカシアなどの花粉症では症状が比較的重く、これらの症状を示す場合が多い。
口から入った花粉や花粉を含んだ鼻水を飲み込むことにより、下痢・吐き気・腹痛などの消化器症状が出る場合もある。
目の周りや目の下、首筋などによくみられる炎症などの皮膚症状は、花粉症皮膚炎と呼ばれることもある。また、アトピー性皮膚炎の患者は、花粉症の時期にかゆみが増すことも知られている。
花粉の種類と量によっては、まれにアナフィラキシーショックを起こすこともある。
睡眠不足、集中力欠如、イライラ感、食欲不振等も生じてくる。うつなど心理的影響を呈する場合もある。

鑑別症状

感冒(風邪)
花粉症は、水のようなサラサラした鼻水と目のかゆみが特徴的であり、感染症である鼻風邪との鑑別点になる。鼻風邪であれば、一般的には目のかゆみはなく、数日のうちに鼻水は粘性の高いものになり、さらに黄色や緑など色のついたものとなる。また、屋外のほうが花粉が多いため、症状も強くなるという点も風邪との違いである

その他の特徴

症状には個人差がある
患者により、くしゃみや鼻水がひどいタイプと、鼻詰まりがひどいタイプ、どちらもひどいタイプなどに分けられる。症状の程度も個人により異なる。そうした症状のタイプと重症度により、適した治療、薬剤なども異なってくる。目の症状の重症度などによっても治療法は異なる。これらの重症度などはくしゃみの頻度などを記録してスコア化することによって調べることができる。同じ花粉飛散量であっても症状の程度が異なるほか、どの程度の花粉で症状が出るかの敏感さも個人によって異なる。
花粉飛散量と症状は相関しない
花粉飛散量が2倍になったからといって、症状が2倍ひどくなるわけではない。多量の花粉に曝露されると症状も悪化するが、少量であっても連続すると重症化していくのも特徴である。また、一旦最重症化すると、少々の花粉量の変化では症状は変化しなくなる傾向があり、花粉飛散期が終了しても、症状はなかなか改善しない
モーニングアタックを起こすことがある
目覚めのときに強く症状が出ることもあり、俗にモーニングアタックといわれる。就寝中に吸い込んだ花粉が目覚めとともに症状を引き起こしたり、自律神経の切り替えがスムーズにいかないのと、鼻粘膜における高まった過敏性とがあいまって症状が出ると考えられている。緊張すると症状がおさまる、リラックスすると症状が出てくるなども、自律神経のバランスの具合によって説明されている。リラックス時や就寝時には副交感神経が優位となり、その場合に症状が出やすいという。
なお、自律神経の影響を強く受ける、すなわち鼻における自律神経失調症ともいうべき症状は血管運動性鼻炎といい、一般に気温差などにより鼻水が多く出るのが特徴である。雨の日なのに症状がひどい場合、花粉症にこれが合併していると考えることもある。
遅発相と呼ばれる症状もある
6 – 10時間程度遅れて出てくる症状を遅発相という。花粉がないはずの室内で、就寝前などに強い鼻詰まりに悩まされる場合などがこれにあたると考えられている空気清浄機等を使用しても症状の改善がない場合は、遅発相の可能性がある

花粉症の原因植物

花粉症を引き起こす植物は60種以上が報告されている

春先に大量に飛散するスギの花粉が原因であるものが多いが、ヒノキ科、ブタクサ、マツ、イネ科、ヨモギなど他の植物の花粉によるアレルギーを持つ人も多くいる

特にスギ花粉症患者の7 – 8割程度はヒノキ花粉にも反応する。また、「イネ科」と総称されることからもわかるとおり、その花粉症の患者は個別の植物ではなくいくつかのイネ科植物の花粉に反応することが知られている(○○科と総称されるのは光学顕微鏡による肉眼観察では区別がつかないためでもある)。これらは花粉に含まれているアレルゲンがきわめて類似しているため、交差反応を起こしている

花粉症には地域差もあるといわれる。例えばスギの少ない北海道ではスギ花粉症は少なく、イネ科やシラカバ(シラカンバ)による花粉症が多い。中国地方、特に六甲山周辺において、大量に植樹されたオオバヤシャブシによる花粉症が地域の社会問題になったこともある。北陸の稲作が盛んな地域では、他地域よりもハンノキ花粉症が多い。シラカバ、ハンノキ、ヤシャブシ、オバヤシャブシなどは口腔アレルギー症候群をおこしやすい。

アメリカ合衆国ではブタクサ、ヨーロッパではイネ科の花粉症が多い。北欧ではシラカバ等カバノキ科の花粉症が多い

花粉症の原因となる植物は、風に花粉を乗せて飛ばす風媒花が一般的であるが、職業性の花粉症にみられるように、その花粉を大量かつ長期にわたって吸い込んでいれば、どんな植物の花粉でも花粉症になり得ると考えられている。職業性の花粉症は果樹の人工授粉に従事する栽培農家などによくみられるが、華道家が発症した例もある。

なお、セイタカアワダチソウ(セイタカアキノキリンソウ)の俗名がブタクサということもあり、ごく一部で混乱が生じている。実際、過去に花粉症の原因植物と言われたこともあったが、セイタカアワダチソウは虫媒花のため、原則的には花粉は飛ばさない。ただし、大群落を作ることが多く、こぼれた花粉が周辺に飛散してしまうことはある。同じキク科のブタクサやヨモギ等の花粉に対しても交差的に感作が成立することもある。

 

 

花粉量は多い年と少ない年が交互になる傾向があり、花粉量が多い年を「表年」、少ない年を「裏年」という

治療

受診が推奨される診療科
一般的には、花粉症の治療を受ける場合に適した診療科は耳鼻咽喉科であるが、アレルギー増加に伴い、大抵の医師は一定レベルの知識を有している。よって内科などでも充分な治療が受けられることがある。小児の場合は、慣れているという点で小児科の方が良いことがある。同様に妊婦および授乳婦の場合は、産婦人科の方が融通がきくことがある。

 

治療
治療は目的や方法によっていくつかに分けることができる。

対症療法と根治療法
一般に花粉症の各症状を抑えることが目的のものは対症療法と呼び、花粉症そのものの治癒を目指すものは根治療法と呼ぶ。医療機関における各種の薬剤治療(薬物療法)は対症療法であり、確実な根治療法は開発されていない。唯一、減感作療法が根治療法にもっとも近いものといえる。
投与期における分類
症状が出る前から予防的に薬を服用するなどのことを初期治療(療法)または予防、季節前投与と呼び、症状が出てからも比較的コントロールできている状態に維持すること保存的治療または維持療法などと呼ぶことがある。いったん症状がひどくなってしまった場合、その症状を押さえ込む治療を導入療法と呼ぶこともある。医療者側からみた分類といえる。初期治療を受け、花粉が飛散する前から薬の内服などをすると症状が出にくく、出ても軽くすむことは実証されている。スギ花粉症のシーズン前には、飛散開始時期の予測が出されるので、それを目安に2週間程度前に受診し、適切な薬の処方を受けて使用をはじめるとよい。症状がひどくなると炎症を抑えるのが難しくなる傾向があるので、予防ができなかった場合でも、できるだけ軽いうちに受診したほうがよい。
メディカルケアとセルフケア
薬の処方を受けるなど医療機関における治療(メディカルケア)とは別に、患者自身が生活上さまざまなことに気をつけると発症を遅らせることができたり、軽く抑えることができる。こうした患者自身ができる対策をセルフケアと呼ぶ。多くはアレルゲンの回避と除去が目的であり、考え方によってはもっとも重要な治療といえる。薬局・薬店において市販薬(大衆薬)を購入して使用するのはセルフメディケーションというメディカルケアであり、かつセルフケアでもあるといえよう。

セルフケア

抗原の回避と除去
花粉症の症状はアレルゲンと接触したときにのみ現れるので、花粉との接触を断つことがもっとも効果的な対策である。アレルギーの原因にさかのぼって対処するため、原因療法といわれることもある。症状が出てから対策を行うのではなく、症状が出る前から予防的にケアを開始するとより有効である。すなわち自分で行う初期治療である。

アレルゲンとの接触を続けていれば抗体値も上がり、症状もひどくなる。すなわち、薬剤治療により症状を抑えているからといって、なんの対策もしなくてよいということにはならない。患者にとっては、こうしたセルフケアはもっとも基本的なことといえる。

外出時にゴーグルやマスクを着用

室内に花粉を持ち込まない

掃除

空気清浄機や、清浄機能のあるエアコン

加湿器

転地療養

外出時間や窓を開けての掃除をする時間等を考慮
地域により花粉飛散量が多い時間なども異なる。一般に夜間 – 早朝が少ないといわれるが、当てはまらないこともある。晴れて気温が高く、湿度の低い風のある日が花粉が多い。雨の日であれば飛散量は少ないかゼロである。ただし、原因は不明であるが、必ずしも雨のほうが楽だという患者ばかりではない(血管運動性鼻炎が合併しているとの見方もある)。雨の日の翌日に晴れると、2日分の花粉が飛ぶといわれるので要注意である

原因植物自体を排除

その他の対処法
自律神経のバランスのくずれはアレルギー症状を悪化させることがあるため、不規則な生活リズムや、睡眠不足、過労や精神的ストレスを避けることは症状軽減に有効な場合がある。高タンパク・高脂肪の、いわゆる西洋風の食生活との関連も指摘されており、食事内容の見直しも有効な場合がある(和食がよいともいわれる)。
飲酒は血管を広げて鼻水を増やすため避けたほうがよい。
鼻洗浄(鼻うがい)、目の洗浄。いずれも頻回に行うとよくないといわれる。洗浄に用いる生理食塩水は33度程度に温めるとよいとされる。水道水での洗浄は避けたほうがよい(特に鼻洗浄は粘膜上の繊毛が障害されるので禁忌である)。
温かいスチームを吸入する治療法(局所温熱療法)。効果は医学的にも確かめられているが、100%有効であるわけでもなく、その効果も弱い(スコアで1段階の症状の軽減程度)。ただし薬剤を使わないため、妊娠・授乳期の女性には第一選択となる。スチームの温度は43度程度が適するといわれているが、38度でも効果があるという実験がある。1日数回の吸引を繰り返すとよい。器具がない場合、蒸しタオルなどを顔にあてて湯気を吸入するとよい。
目のかゆみに、冷やしたタオルなどをあてる(局所冷罨法)。目の症状が出やすい人はドライアイの人に多いともいわれるので、その対策にも気を使うとよい。原則的にコンタクトレンズは使用禁止である。使う場合はレンズの洗浄を確実に行うか、1日使い捨てタイプの使用が推奨されている。
前述のアレルギー日記等を記録して、自分にとってなにが悪化要因だったのかをつきとめることも有用。薬剤の効果を確かめることにもなり、医師の協力が得られれば、それを治療計画に役立てることもできる。

以上です。

かなり膨大な量だったので、一部割愛させていただきました。全体をご覧になりたい方はリンクから直接ご覧ください。(ウィキペディア:花粉症

 

花粉症関連サイト:

花粉なう

全国花粉情報 花粉いんふぉ

ご参考になれば幸いです。

 

本日は以上です。

有難うございました。

また次回のブログでお会いしましょう。

 

 

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