一流の仕事を成す P.F.ドラッカー 成果を引き寄せる戦略計画!

こんにちは。ヤマサッチーです。

目標を設定した後、達成するために何をするべきか?を考える必要があります。
やるべきことを仕事に落とし込み、行動に移し、成果とするための”作戦”が戦略計画です。

本日は「P.F.ドラッカー 成果を引き寄せる戦略計画!」についてです。

未来を得るにはいま意思決定をしなければならない。いま行動し、リスクを冒さなければならない。必要なものは、長期計画ではなく戦略計画である。

「マネジメント エッセンシャル版」

いまどのように行動するべきか?その意思決定に必要なものを戦略計画といいます。

ドラッカーは戦略計画を以下のように考察しています。

①戦略計画とは、手法ではなく、分析や判断をともなう思考である。

②戦略計画とは、どのようになりたいかを考え、どんな手段をとっていくかを考えることである。

③戦略計画で「将来どうするか」は決められない。未来は予測できないからだ、だが見えない将来に対し「今日何をするべきか」は、分析をもとに決断できる。

④戦略計画とは、本質的にリスクをともなう。経済活動とは、手元の資源を不確かな未来の利益に賭けることだからだ。つまり、戦略計画の目的は、現在と将来を同時に経営することである。

そして、ドラッカーは戦略計画を次のように定義しました。

つまり、

1.リスクをともなう意思決定を行い、
2.その実行のために体系的な組織活動を行い、
3.その活動の結果を期待した成果と比較すること。です。
この連続したプロセスこそが戦略計画なのです。

1.で重要なことは、「どんな仕事をするか?」を決めると同時に、「どの仕事をしないか?」を決めることです。

後者の決定の際は、いままで手がけてきた様々な活動、商品、工程、仕事について一旦白紙に戻し、「いまから実行するか?しないか?」を考えなければなりません。

そして、答えがノーならば、どうすれば早くストップができるかを考える必要があります。

2.は、チームや人に具体的な仕事を割り当てる事です。つまり、将来の成果をねらう活動に適切に資源を割り当てる事なのです。

3.は、意思決定によってとったリスクより、成果が上回っているか?目標を達成しているか?なぜその結果になったか?を検証することです。

仕事を割り当てられた人に責任を持たせることでもあります。

戦略計画とは、ツールではない。
より大きなリスクをとって
成果を出すための思考や判断である。

以上です。

有難うございました。

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参考文献:別冊宝島1710号 まんがと図解でわかるドラッカー