こんにちは。
サッチー先生です。
本日のテーマは、「P.F.ドラッカー 「目標による経営」で個人の積極性を引き出す」です。
会社で一人ひとりが果たすべき貢献はいろいろありますが、すべては共通の目標に向かっていなければなりません。
その方向づけがマネジャー(manager)である管理職の仕事です。
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目標管理の最大の利点は、自らの仕事ぶりをマネジメントできるようになることにある。自己管理は強い動機づけをもたらす。・・・最善を尽くす願望を起こさせる。
「マネジメント エッセンシャル版」より
マネジャー、つまり管理職の仕事は、働く人たちを1つの方向に向かわせること。
しかし、しばしば誤ったやり方がとられる場合があります。
ドラッカーはその代表例として、次の4つを挙げています。
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組織を機能で細かく分けること。こうすると、専門分野でのスキル向上自体が一人ひとりの目標になってしまう。
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上下関係を厳しくし過ぎて「上の言うことを聞く」ことが過度に意識されてしまうこと。
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現場と管理職の思惑のズレによって、両者の価値観や関心事が大きく異なること。
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報酬の多寡によって間違った行動を評価し、助長してしまうこと。
こうしたやり方をとると、一見すると、組織がまとまっているように見えても、成果が出ない単なる人の集まりになってしまいます。
2番目はいわゆる忖度ですかね。
では、「適切な」方向づけのために必要なことは何なのか?
それが、ドラッカーが自らのマネジメント体系で最も重要視する「目標による経営」です。
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上位部署の目標に基づいて自分の部署の目標を明確に設定し、それに貢献できるよう部下の仕事を導くのです。
目標には売り上げの伸び、コスト率の削減、新しい仕事の立ち上げ、後継者の育成、社会貢献など様々なタイプがあります。
どんなものでも部署の目標が明確になると、「自分はそのために何ができるのか?」を考えられるようになります。
目標による経営の最大のメリットは、経営管理者も自分の目標を自分で考えて立てられる、という点です。
自己の働きをいかに貢献につなげるか?という意識で主体的に仕事を見直すことができるのです。(経営管理者の管理)
こうした意識の変化は、部下にも期待できます。
目標を与えることで、達成のために自分の仕事を自分で管理し、最善を尽くす工夫が生まれやすくなります。
目標による経営は、個々に考えながら働く意識を呼び起こします。
社長から現場の主任まで、部下を持つなら知っておきたいポイントです。
私も4月から新たな部下と一緒に店舗をまわしていきます。部署の目標をもとに、目標を明確にして、最善を尽くしていきたいと思います。
本日は以上です。
有難うございました。
次回のブログで、またお会いしましょう。
参考文献:別冊宝島1710号 まんがと図解でわかるドラッカー
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