こんにちは。
サッチー先生です。
本日のテーマは「「自律神経」と「自律神経失調症」とは?」です。
あなたも一度は耳にしたことがあると思いますが、「自律神経」や「自律神経失調症」っていったい何で、どんな状態なんでしょうか?
それぞれ見ていきましょう。
まずは、「自律神経」についてです。
ウィキペデアより→(Wikipedia 自律神経失調症)
自律神経とは血管、リンパ腺、内臓など自分の意思とは無関係に働く組織に分布する神経系のことであり、呼吸や代謝、消化、循環など自分の意思とは無関係で生命活動の維持やその調節を行い、絶えず活動している神経である。
とのことです。
つまり、自律神経とは、生命の維持のために無意識に働いているからだの機能のことです。
正直めちゃくちゃ大事なからだの働きです。
しかも絶えず活動しているので、死ぬまで活動している神経というわけです。
自律神経が活動しないことは死を意味します。
補足の知識として、
脳や脊髄から体の各部へと伸びている末梢の神経線維の集まり(神経系)を末梢神経(系)と呼んでおり、末梢神経は、いわゆる運動神経と呼ばれる体性神経系と自律神経系の2つに分類されております。
自律神経は末梢神経系のひとつです。
では、続いて自律神経失調症とは何でしょうか?
自律神経失調症(じりつしんけいしっちょうしょう、英: Dysautonomia)とは、交感神経と副交感神経の2つから成り立つ自律神経機能の失調によると思われる病態の総称。 自律神経機能障害(autonomic dysfunction, autonomic neuropathy)とも呼ばれる。
略
この病気は1961年ごろに東邦大学の阿部達夫が定義したものであるが、現在も医学界では独立した病気として認めていない医師も多い。疾患名ではなく「神経症やうつ病に付随する各種症状を総称したもの」というのが一般的な国際的理解である。
この病気は実際にはうつ病、パニック障害、過敏性腸症候群、頚性神経筋症候群や身体表現性障害などが原疾患として認められる場合が多く、原疾患が特定できない場合でもストレスが要因になっている可能性が高いため、適応障害と診断されることもある。また、癌などであっても似たような症状が表れることがある。
また、原疾患を特定できない内科医が不定愁訴などの患者に対し納得させる目的でつける、と言う否定的な見解もあり、内科で自律神経失調症と診断された場合は総合診療医などでさらなる診断を受けることを勧められている。
とのことです。
自律神経機能の失調によると思われる病態の総称って書かれていますし、神経症やうつ病に付随する各種症状を総称したものって書かれています。
病気ってよりは、その状態をあらわしています。
症状の総称です。
わかりますか?
言い換えれば、自律神経のバランスが崩れているからとりあえず本当の原因は分からないけど自律神経失調症と呼んじゃえってことです。
つまり、自律神経失調症って、結構いい加減な病気の名称なんですね。
では、どうしたら治るのかってところですが。
前段階の知識として、
自律神経は交感神経と副交感神経とからなり、どちらのバランスもとれた状態が健康な状態とされています。
目前に捕食動物が現れたり、敵との闘争が必要な状況下になると、副腎髄質よりアドレナリンなど神経伝達物質が分泌され、交感神経を興奮させる。交感神経は脈拍や呼吸数の増加、体温の上昇などの反応を引き起こし、身体を予想される激しい活動に備えた状態にする。このため交感神経は「闘争と逃走の神経」などとも呼ばれる。
一方で副交感神経は、睡眠や休息を行う時に活性化し、脈拍や呼吸数の低下、身体の弛緩など、身体をリラックスさせ、休息に適した状態にする。睡眠や安静には、副交感神経の活動が必須である。
健康な状態では、これら相反する2つの神経活動の綱引きのバランスが保たれ、身体は問題なく休息と活動のそれぞれに適した状態に移行できる。しかしなんらかの理由により、これらの神経活動の調和が崩れ、休息し入眠したいのに交感神経が活性化し、異常な興奮や発汗で眠れない、また全く正反対に、副交感神経が過剰に活発化し、活動が必要な状況で極端な無気力・無反応になるなどの症状が現れたものが自律神経失調症である。
人体ではおよそ12時間交代でこの二つの神経の優位が入れ替わるとされているが、過労、ストレスなどで脳を休める時間が減ると自律神経が興奮し、結果的に交感神経と副交感神経の優位入れ替わりのバランスが崩れ、自律神経失調症となるとされている。
自律神経の中枢は脳の視床下部というところにあり、この場所は情緒、不安や怒り等の中枢とされる辺縁系と相互連絡していることから、こころの問題も関わってくる。
と書かれています。
言い換えると、交感神経が優位な時は興奮状態です。副交感神経が優位な時は、リラックス状態、または無気力状態です。どちらかが優位なままでは、生活に支障が出てきます。
さらに、自律神経の中枢は脳の視床下部というところにあり、この場所は情緒、不安や怒り等の中枢とされる辺縁系と相互連絡していることから、こころの問題も関わってくるので、
情緒不安定になったり、不安感やイライラ、被害妄想、鬱状態など精神的な症状が現れることも多くなります。
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「自律神経失調症」の原因としてあげられるのは、
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ストレス
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生活習慣
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女性ホルモン
の3つが代表的なものです。
症状がひどいときには
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本人の要因か?
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環境の要因か?
を探ることも重要です。
たいていは、心療内科や神経科に通院して、薬を飲む薬物療法や、睡眠の質を良くする行動療法、鍼灸・マッサージ・カウンセリングなどが有効な場合もあります。
または、自ら自律訓練法を用いて心因的ストレスを軽減させ、症状を改善させる方法もあります。
自分に合った治療法を見つけていきましょう。
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世間は、新入学・新入社の真っただ中です。
特に、新入社の場合では、そうそうに退職してしまう方も多いのが現状です。
夢や希望を抱いて入社したが、待っていた現実は全然違った。なんてのは、よくある話で、むしろ、それが当然です。
知識も経験もゼロの人間にいきなり大きな仕事を任せる会社はありません。まずは、学生気分の頭を社会人、または、その会社で働いてもらうための頭に切り替えさせて、徐々に、簡単な仕事から覚えてもらい、少しずつ難しい仕事を任せるようになるのです。
より良い実績をつまなければ、より良い結果が出せなければ、自分のやりたい仕事ができるようにはならないのです。
やりたい仕事をするには何年もかかるという認識をちゃんと持ってください。
世の中そう簡単じゃありません。でも、諦めないでください。
仕事とともに、ストレスを解消する方法も身に着けていって、こころとからだのケアができるようになってください。
これ以上は、別の機会に述べさせていただきますので、今回はこれくらいで、
有難うございました。
次回のブログでまたお会いしましょう。
参考文献:登録販売者試験 受験対策共通テキスト(上巻)
参考サイト;元住吉こころみクリニック 自律神経失調症