孫子の兵法 勝利のための5つの条件とは?

こんにちは。

サッチー先生です。

本日のテーマは「孫子の兵法 勝利のための5つの条件とは?」です。

さて、
10月に入り、4月からの半期が終わって、私のところでは下期がスタートしました。
さっそく、目の前に超えなければならない売り上げ目標という課題が突きつけられています。
久しぶりですが、「孫子の兵法」から、
今回は勝利のための5つの条件についてご紹介いたします。

 


[広告]

★低コストではじめよう★お店のサイトをもっと簡単にカッコよくしたいと思ってる方にオススメです★↓↓↓



勝てる条件を整えよう!

では早速ですが、
超約 孫子の兵法より勝利のための5つの条件を引用いたします。

勝利の為の5つの条件 【謀攻篇⑤】

そこで、勝利を手放さない為に踏まえておきべき5条件がある。

  1. 戦うべき時、戦うべきでない時をわきまえる者は勝利する
  2. 大軍と少勢、それぞれの用い方を知る者は勝利する
  3. 上下の人々の心を一つにする者は勝利する
  4. 準備を万端にして、油断している敵に当たる者は勝利する
  5. 優秀な将に君主が干渉しなければ、勝利する

以上が勝利を引き寄せる5条件である。

「超約 孫子の兵法 P.54-55より」

以上です。
なお、現在のビジネスシーンに置き換えて、
一つずつ見ていきましょう。

 

1.戦うべき時、戦うべきでない時をわきまえる者は勝利する

→この仕事をするか、しないかを判断できる人は成功する。
→仕事を進めるべきタイミングと、進めてはいけないタイミングをわきまえている人は成功する。
何事においても、タイミングは重要です。
特に仕事をするとなると、時間とコストをかけて業務を行わなければなりません。
そこには、成果がでるようにあらかじめ計算して取り掛かるべきで、タイミングを誤ると、少しの成果しか出ないばかりか、逆に損失を被ることもあります。
最大の成果が見込めるように仕事をするべきで、
さらには、その仕事をする必要性があるのか?ないのか?を見極めなくてはなりません。
もし、既存の仕事をちょっと改善するだけで、解消できるような内容であれば、あたらめて、仕事を増やすべきではありませんし、
成果が出ているものを、より伸ばすことによって、微々たる短所はカバーすることもできます。
仕事の見極めは重要です。

 

2.大軍と少勢、それぞれの用い方を知る者は勝利する

→組織の全体像と細部を把握している人は成功する
→多くの人を動かす方法と、個人を活かす方法を知っている人は成功する
組織として、会社全体を経営する上で、ルールを設定し、順守させることは重要ですが、
実際の現場で起きている現状を分かっていなければ、絵に描いた餅として役には立たないばかりか、
現場での問題を増長させることにもつながります。
(具体例:残業禁止のルールから、会社を定時に退社した後で、外や自宅に仕事を持ち帰って仕事を終わらせている)
(販売ノルマを強要して叱責し、最後には自腹で購入せざるを得ない自爆営業の末路)
また、細かな部分を熟知しているだけでは、大きな組織の運営はできるものではありません。
たまたま自分の所のお店でうまくいった方法が、すべてのお店でうまくいくとは限らないのです。
(客層や従業員の接客レベルの環境要因の違いや、お店ごとに求められるニーズの違いなど)
組織の動かし方と、人の動かし方は似ているようで違います。
部分最適がいいのか?全体最適がいいのか?
後のことを考えて動くのならば、全体最適を選んで、仕事に取り組むべきです。

3.上下の人々の心を一つにする者は勝利する

→上司と部下、全従業員が一つに意思統一されていれば成功する。
こと、これは上司のリーダーシップが試されます。
仕事の意義として、なぜこの仕事に取り組まねばならないのか?
この仕事を達成したら、あなたにどんな得があるのか?
などを、良く説いたうえで、意思統一を促し、
全員で、仕事に取り組まねばなりません。

 

4.準備を万端にして、油断している敵に当たる者は勝利する

→準備をして活躍の機会を待てる人は成功する
チャンスはどの人にも訪れますが、そのチャンスが来てから準備して、頑張っていたのではもう遅いです。
チャンスが来る前からしっかりと準備し、
勝負の為のすべての準備があらかじめ整っていないと、成果を出すことはできないのです。
売り出しの日に売るべき商品が十分に用意されていなければ、たくさん売り上げを上げることはできません。
ましてや、人員の体制を整えておかなければ、お客様対応が不十分になり、大きな成果には繋がらないでしょう。

 

5.優秀な将に君主が干渉しなければ、勝利する

→優れた部下に干渉しない度量を持つ上司は成功する
部下に上司から毎週の報告書の提出を科したばかりに、報告書の作成に時間を取られて、肝心の部下のやるべき仕事がはかどっていなかったり、
細かく部下を管理することで、逆に部下の意欲をそいでしまい、結果が出るのを妨げてしまったり、
意欲のない部下の管理では有効な手段かも知れませんが、
自分から結果を出すために動く部下には、特別干渉する必要はありません。
簡単な途中経過の報告だけを義務付けておけば、あとは勝手に働いてくれます。
あれこれ、細かく口出しして、逆に部下の仕事の時間を奪ったり、意欲をそいでしまっては元も子もありません。
個々の素養に合わせて、上司は指導をするべきです。
結果報告をどっしり構えてと待ちましょう。

 

ご参考になれば幸いです。

 

 

本日は以上です。

有難うございました。

次回のブログで、またお会いしましょう。


参考文献:超訳 孫子の兵法

著者:許 成準

発行所:株式会社彩図社

超訳孫子の兵法 彩図社文庫 / 許成準 【文庫】

価格:700円
(2018/10/5 22:34時点)
感想(0件)

超訳孫子の兵法 [耳で聴く本オーディオブック] (<CD>) [ 許成準 ]

価格:1,512円
(2018/10/5 22:38時点)
感想(1件)