一流の仕事を成す P.F.ドラッカー 重要なことに集中する!(前編)

こんにちは。

サッチー先生です。

本日のテーマは「P.F.ドラッカー 重要なことに集中する!(前編)」です。

今回は、成果を上げるための五つの習慣の一つ、「重要なことに集中する」を取り上げていきます。

 

成果をあげるための秘訣を一つ挙げるならば、それは集中である。成果をあげる者は最も重要なことから始め、しかも一度に一つのことしか行わない。

自らの強みを生かそうとすれば、その強みを重要な機会に集中する必要を痛感する。事実、それ以外に成果をあげる方法はない。これこそ困難な仕事をいくつも行う者の秘訣である。彼らは一度に一つの仕事をする。その結果、ほかの者よりも少ない時間ですむ。成果をあげられない者のほうがはるかに働いている。

「経営者の条件」

GEのジャック・ウェルチは、GEにとっての優先課題を決めたあと、自らが得意とするものはそのうちのどれかを考えた。そしてその課題に集中した。残ったものはトップマネジメントの他のメンバーに任せた。成果をあげるには、自らが得意とするものに集中しなければならない。トップマネジメントが成果をあげれば組織が成果をあげ、トップマネジメントが成果をあげられなければ組織も成果をあげられないからである。

「経営者の条件」(序章)

ナポレオンは、計画どおりに事が進んで戦いに勝つことなどありえないと言った。その彼が、あらゆる戦いにおいて、歴史上例のない緻密さで実行計画をつくっていた。実行計画がなければ、すべてが成り行き任せになる。途中で実行計画をチェックすることがなければ、成り行きのなかで意味のあるものとないものを見分けることすらできない。

「経営者の条件」(序章)

やらなければならないことが多すぎる結果、成果が上げられないでいるこの状況を打破するためには、常に最も重要なことを最初に行うような癖をつけて、その一つに集中することが必要不可欠です。一つに集中することで、結果的に多くのことを短時間で終わらせることができると述べられています。

 

集中における第一の原則は、生産的でなくなった過去のものを捨てることである。そのためには自らの仕事と部下の仕事を定期的に見直し、まだ行っていなかったとして、いまこれに手をつけるかを問うことである。答えが無条件のイエスでないかぎり、やめるか大幅に縮小すべきである。もはや生産的でなくなった過去のもののために資源を投じてはならない。第一級の資源、とくに人材という稀少な資源を昨日の活動から引き揚げ、明日の機会に充てなければならない。

「経営者の条件」

体系的かつ意識的に廃棄を行わない限り、組織は次から次へと仕事に追われる。行っていてはならないことや、もはや行うべきでないことに最高の資源を浪費することになる。

「未来への決断」

やるべきことが多い状況では、一つ一つに集中して仕事を終わらせたとしても、すべてをやり終えるには、膨大な時間がかかります。しかも、何かをやるたびに新たに解決しなければならない仕事が増えてきます。そのため、定期的に仕事を捨てることも重要です。いらなくなったものを判断し、選別し、捨てていけば、重要な仕事だけが残っていき、集中する事柄が限られてきます。そうすると自然と生産性があがり、成果が出やすくなるのは明らかです。

 

チェンジリーダーたるためには、すでに行っていることを体系的に廃棄しなければならない。第一に、製品、サービス、プロセス、市場の寿命がまだ数年はあると言われている状況では廃棄が正しい行動である。第二に、償却ずみを理由として維持されている状況では廃棄が正しい行動である。第三に、これから成功させるべき製品、サービス、市場を邪魔するようになった状況では廃棄が正しい行動である。

「明日を支配するもの」

イノベーションはもちろん、新しいものはすべて予期せぬ困難にぶつかる。そのとき実証ずみの能力のある人材のリーダーシップを必要とする。優れた人材が昨日に縛りつけられていたのでは、彼らを活躍させることはできない。

「明日を支配するもの」

陳腐化というものがあります。今までのままで、次第に価値を生み出さなくなってきたものです。そういったものは廃棄する候補になります。古いものを捨て、新しいものを生み出さねば、事業の存続はありえません。

 

「イノベーション」とは、継続的な改善と革新のことです。
既存のノウハウ・商品・顧客ニーズ・市場など、すでに存在するものを改善し、まったく新しい商品価値などを生み出すことです。

 

廃棄とは、あらゆる種類の組織が自らの健康を維持するために行っていることである。いかなる有機体であっても老廃物を排泄しないものはない。さもなければ自家中毒を起こす。既存のものの廃棄は、企業がイノベーションを行うようになるうえで絶対必要なことである。

翌朝自分が絞首刑に処されるという知らせほど人の心を集中させるものはないとは、かのサミュエル・ジョンソン博士の言葉である。同様に、製品やサービスが近いうちに廃棄されることを知ることほど関係者の心をイノベーションに集中させるものはない。

「明日を支配するもの」

定期的に仕事を捨てること、これを常識化するためには、組織のシステムに取り込むのが一番です。廃棄を検討するための会議を開いてみることが、好例として書籍のなかで取り上げられています。

 

前編は以上です。

有難うございました。

後編はまた次回です。

次回のブログでお会いしましょう。

 

 

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