一流の仕事を成す P.F.ドラッカー 経営に必要な基本スキル その1

こんにちは。

サッチー先生です。

本日のテーマは「P.F.ドラッカー 経営に必要な基本スキル その1」です。

今回は、またマネジメントの方に話を戻して内容をお送りいたします。

 

経営者や管理職に必要なスキルとして、ドラッカーは、

  1. 意思決定を的確に下せること

  2. 上司としてのコミュニケーション力をもつこと

  3. チェック体制を構築できること

  4. 経営学の素養があること

の以上の4つを重要視しています。

 


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今回は、1と2についてご覧いただきます。

 

常に「意思決定は必要か」を検討しなければならない。何もしないことを決定することも、一つの決定である。

「マネジメント エッセンシャル版」より

 

「1.意思決定を的確に下せること」について

マネジメントで最も重要な仕事は、意思決定です。
ドラッカーはこれを”effective decisions”(有効な決定)と表現しています。
単に、意思決定=「決めること」ではないのです。
それは、「組織に生じた問題をどのように解決するのか決めること」を意味しています。
「問題」には売り上げの下降、コスト比率の上昇、人材の不足、在庫の不足、納期の遅れなどいろいろありますが、これらをどう乗り越えるのかを決めることが経営者の仕事なのです。
ただし、意思決定をするときは、多くの人が見落としていることがあります。

 

それは、「決めるとはどういうことか?どんな過程で行われるべきなのか?」という問いです。
そこで重要になるのは、問題そのものについて注意を払うことです。

 

 

問題の捉え方次第で、解決策は違ってきます。

 

問題設定を誤った状態では、どのような解決策でも成果はあがりません。
それどころか、損失になってしまいます。
正しい問題設定を経て初めて、意思決定のプロセスは動き出すのです。

「2.上司としてのコミュニケーション力をもつこと」について

続いて、コミュニケーションについても、十分に理解されていないとドラッカーは考えているようです。

コミュニケーションとは、単なる情報伝達ではなく、「こちらの期待通りに人に動いてもらうための手段」なのです。

人間は自分が期待することしか聞かないという性質があります。
受け手も人間なので、その現実を理解したうえで伝えなければなりません。
会社はそのために、受け手(社員)にコミュニケーションの受け皿を作ってやる必要があります。
それが、自己目標の管理です。
「会社はあなたにどんな貢献を望んでいるのか?」
を経営管理者である上司が部下に示し、理解を共有して初めてコミュニケーションは動き出すのです。

 

 

本日はここまでです。

有難うございました。

次回のブログで、またお会いしましょう。

 

参考文献:別冊宝島1710号 まんがと図解でわかるドラッカー


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一流の仕事を成す P.F.ドラッカー 今の時代にふさわしいリーダー像とは?

こんにちは。

サッチー先生です。

本日のテーマは「P.F.ドラッカー 今の時代にふさわしいリーダー像とは?」です。

この4月から新社会人が入ってきたことに応じて、社会人2年目・3年目を迎えて新しく先輩になった方、リーダーになった方がいらっしゃるかと思います。

今回は、そんな方に、ドラッカーが提唱するリーダー像をご紹介いたします。

 


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今の時代にふさわしいリーダー像とは何でしょうか?
人徳で部下に慕われるだけでは、いまや会社・組織は立ちゆかなくなっています。

 

今の時代に必要なのは、チェンジ・リーダーなのです。

 

変化はコントロールできない。できることは、その先頭にたつことだけである

「明日を支配するもの」より

今の時代、生き残れるのは、変化の先頭に立ち、変化をチャンスとして利用できる存在しかありません。
そうした存在を、ドラッカーは、チェンジ・リーダーと呼びます。

 

チェンジ・リーダーの条件は、
  1. 捨てられること

  2. カイゼンを続けられること

  3. 成功を常に追求すること

  4. イノベーションを率いること

の4つです。
1.は、成果の上がらないものや、利益貢献できなくなったものへの投資をやめることです。「仕事を捨てる勇気を持つ」と言い換えることもできます。
例えば、「このサービスの寿命はあと数年」と言われるようになったら、それはもう捨てるタイミングです。過去の成功にしがみついてはいけません。

 

 

次に2.について、
カイゼンを続けることは、日本の産業のお家芸ともいえるものです。
チェンジ・リーダーは時代の変化に合わせて、商品やサービス、工程など、あらゆる場面で継続的なカイゼンを続けなければなりません。
もちろん、数値目標を掲げてカイゼンを続けることです。

 

 

リーダーは、つい、組織の問題点を見つけてそこを直す、という意識にとらわれがちですが、ドラッカーは、それと同時に、成功体験を分析することも重要だと言います。
それが、3.の成功を常に追求することです。
例えば、社内や部署内で、問題点だけでなく、成功体験のレビュー(論評)を共有化(シェア)します。定例会議などでは、成果が上がらない分野が議題になることが多いですが、それと同じくらいの時間をかけて、成功事例について情報を共有化するのです。
これにより、成功をつかむチャンスはグワッと会社全体に広がっていきます。

 

 

4.のイノベーションについては、今日注目され、必要とされている活動です。
1、2、3の条件を兼ね備えた人物は、自然とイノベーションを起こすことができます。
イノベーションとは、新しい価値を生み出すことです。
ただ流行りのものに手を出すこと、おもしろいだけのものはイノベーションではありません。
イノベーションとは、意識的、組織的に変化を探すことであり、既存の商品やサービスであっても、新たな価値創出につながるものはイノベーションといえるのです。

 

 

変化をチャンスと見なすことができる。

この姿勢を当たり前にしていきましょう。

 

 

変化をチャンスと見なす「チェンジ・リーダー」こそが、明日を変えることができる。

 

 

本日は以上です。

有難うございました。

次回のブログで、またお会いしましょう。

 

参考文献:別冊宝島1710号 まんがと図解でわかるドラッカー


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一流の仕事を成す P.F.ドラッカー 「目標による経営」で個人の積極性を引き出す

こんにちは。

サッチー先生です。

本日のテーマは、「P.F.ドラッカー 「目標による経営」で個人の積極性を引き出す」です。

 

会社で一人ひとりが果たすべき貢献はいろいろありますが、すべては共通の目標に向かっていなければなりません。
その方向づけがマネジャー(manager)である管理職の仕事です。

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目標管理の最大の利点は、自らの仕事ぶりをマネジメントできるようになることにある。自己管理は強い動機づけをもたらす。・・・最善を尽くす願望を起こさせる。

「マネジメント エッセンシャル版」より

マネジャー、つまり管理職の仕事は、働く人たちを1つの方向に向かわせること。
しかし、しばしば誤ったやり方がとられる場合があります。
ドラッカーはその代表例として、次の4つを挙げています。

 

  1. 組織を機能で細かく分けること。こうすると、専門分野でのスキル向上自体が一人ひとりの目標になってしまう。
  2. 上下関係を厳しくし過ぎて「上の言うことを聞く」ことが過度に意識されてしまうこと。
  3. 現場と管理職の思惑のズレによって、両者の価値観や関心事が大きく異なること。
  4. 報酬の多寡によって間違った行動を評価し、助長してしまうこと。

 

こうしたやり方をとると、一見すると、組織がまとまっているように見えても、成果が出ない単なる人の集まりになってしまいます。

 

2番目はいわゆる忖度ですかね。

 

では、「適切な」方向づけのために必要なことは何なのか?

それが、ドラッカーが自らのマネジメント体系で最も重要視する「目標による経営」です。


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上位部署の目標に基づいて自分の部署の目標を明確に設定し、それに貢献できるよう部下の仕事を導くのです。

 

目標には売り上げの伸び、コスト率の削減、新しい仕事の立ち上げ、後継者の育成、社会貢献など様々なタイプがあります。
どんなものでも部署の目標が明確になると、「自分はそのために何ができるのか?」を考えられるようになります。

目標による経営の最大のメリットは、経営管理者も自分の目標を自分で考えて立てられる、という点です。

自己の働きをいかに貢献につなげるか?という意識で主体的に仕事を見直すことができるのです。(経営管理者の管理)

 

こうした意識の変化は、部下にも期待できます。

 

目標を与えることで、達成のために自分の仕事を自分で管理し、最善を尽くす工夫が生まれやすくなります。
目標による経営は、個々に考えながら働く意識を呼び起こします。

 

社長から現場の主任まで、部下を持つなら知っておきたいポイントです。

 

私も4月から新たな部下と一緒に店舗をまわしていきます。部署の目標をもとに、目標を明確にして、最善を尽くしていきたいと思います。

 

本日は以上です。

有難うございました。

次回のブログで、またお会いしましょう。

 

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一流の仕事を成す P.F.ドラッカー マネジャーに必要な「正直さ」と「誠実さ」

こんにちは。

サッチー先生です。

本日のテーマは、「P.F.ドラッカー マネジャーに必要な「正直さ」と「誠実さ」です。

 

ドラッカーの言う「マネジャー(manager)」とは、当然野球部のマネージャーではありません。

 

余談として、以前紹介しました、2010年にミリオンセラーになった、岩崎夏海さんの小説『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(通称『もしドラ』)をご存じない方はご興味があれば読んでみてください。→ウィキペディア参照

 

「マネジャー(manager)」とは、部署を統括する管理職のことです。その仕事の本質を考えてみましょう。

 

人を管理する能力・・・を学ぶことはできる。・・・だが(マネジャーが人材を開発するには)それだけでは十分ではない。根本的な資質が必要である。真摯さである。

「マネジメント エッセンシャル版」より

マネジャーとは、ひとことで言えば、自分の部署の成果に対して責任を持つ人のことです。

 

人を使う立場をイメージする人もいるでしょうが、ドラッカーの言うマネジャーは、人に命令する組織の「ボス」の側面よりも、会社に対して貢献する責任をより大きくもつという側面を重要としています。

 

例えば、特定の分野に詳しい専門家の仕事は、全体の成果に結びつけるために方向づけを行う必要があります。タコツボに閉じこもりがちで専門用語を使いたがる彼らに対して、会社内での情報共有の重要さを認識させて、彼らのアウトプットが社内の人たちにとってのインプットとなるよう、マネジャーは専門用語などを翻訳する必要があります。

 

マネジャーに求められる任務は、主に2つあります。

 

第一に、生産性が高まるように自部署を導くことです。オーケストラの指揮者のような役割です。指揮者は各パートの演奏家(専門家)に働きかけ、演奏(仕事)を統合し、作品を創造します。

 

重要なのは強みを活かして、弱みをなくすことです。

 

第二に、現在と未来、短期と長期の両面からリスクの種類と大きさを判断して、リスクを最小限にとどめることです。

 

例えば、現在の顧客や成果を重視するあまり、将来の変化を見逃して波に乗り遅れてしまう、といったことにならないようにすることです。

 

では、どんな人がマネジャーに向いているのでしょうか?

 

ドラッカー曰く、「マネジャーに特別の資質はただ一つ、「真摯さ」だけである。」
「真摯さ(integrity)」とは、「正しいと信じることに対して、正直であり、誠実である」ことです。

 

たとえ、いつも仏頂面で気難しい人物でも、信念があって志が高く公正な判断ができるなら、その人物はマネジャーの資質を持っています。
いかに愛想がよく、有能で聡明であろうと、真摯さに欠く人は、マネジャーとしては失格です。

 

 

本日は以上です。

有難うございました。

次回のブログで、またお会いしましょう。

 

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一流の仕事を成す P.F.ドラッカー 「やる気」を出させる3つの方法!

こんにちは。

サッチー先生です。

本日のテーマは、「P.F.ドラッカー 「やる気」を出させる3つの方法!」です。

働く人が成果を上げるには、「労働」を通してやりがいを持つことが必要であると、以前ご紹介しました。今回は、そのために上司が何をするべきかをご紹介していきます。

 

マネジメントのほとんどが、あらゆる資源のうち人がもっとも活用されず、その潜在能力も開発されていないことを知っている。

「マネジメント エッセンス版」

 

働く人に働き甲斐を与えるためには、自分の仕事、職場、成果に責任をもたせなければいけません。

 

もちろんそれは、「任せたから」と仕事を部下に丸投げすることではありません。

ドラッカーは、人のやり甲斐(モチベーション)を引き出す労働環境の要素に次の3つの要素をあげています。

 

  1. 仕事自体が生産的でやりがいがある(チャレンジ性がある)こと

  2. 自分の成果についてフィードバック(正当な評価)があること

  3. 継続的に成長できる環境であること

以上の3つです。

 

こうした環境下なら、働く人自身に自己管理の意識と自己啓発の意欲が生まれます。

適度に相手に任せ、結果に適切な評価を下すことが働く人を成長させ、生産性を向上させるのです。

もちろん、「失敗したら即減給・失職」では、責任を分担できません。

人のやる気を引き出すには、チャレンジして失敗しても減給はなく、次の仕事も与えられる、という保障が必要です。

 

身近な例で言いますと、いざという時に部下に責任を押し付けるような上司の下では働く気がしません。(そういえば、常務にとがめられたら部下である自分のせいにする部長がいましたっけ・・・あまり思い出したくもないですが・・・)

逆に、守ってくれる人の下なら、安心してチャレンジできる。という話になります。(あの時の、直属の上司はカバーやフォローをしてくれました。仕事が出来る人でした。)

 

働く人が仕事に責任をもつようになると、上司への要求が高くなります。

だから、働く人が成果をあげるためには、上司は彼らに一目置かれる存在でなければなりません。

こうして全員が成長すれば会社の成長にもなります。

「会社の最大の資産は人間である。組織の違いが人の働きを変える」とドラッカーは言います。

物的資源や資金の「使い方」は、どの組織でも本質的に同じですが、人は違います。もっとも潜在能力が高く、最も開発の余地をもっているのは、人なのです。

 

人という資源をいかに活かすかで成果は変わってきます。

人を活かす働かせ方とは、人の強みを成果に結びつける方法です。

これがマネジメントなのです。

 

会社にとって人は最大の資源である。いかに人の強みを活かすかを、上司は考えなければならない。

 

 

本日は以上です。

有難うございました。

次回のブログで、またお会いしましょう。

 

参考文献:別冊宝島1710号 まんがと図解でわかるドラッカー

 

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